楽しみ…か…
「…」
「えー!!未雨ちゃんは楽しみじゃないのぉ?」
なんて話していると
ガチャ
「ただいま。」
と璃羽都が帰ってきた。
「もう帰ってきちゃったのか。良いとこだったのになぁ〜」
「ねぇ?未雨ちゃん!!」
「別に何でも無かったでしょ?」
「相変わらずの毒舌だなぁ〜。でも、そこも可愛んだよなぁ〜」
隣でニヤニヤして言う蒼弥。
そんな二人を見て
この短時間で何があったんだ?
と思う璃羽都が居た。
「蒼弥、俺が居ない…「何も無かったって。じゃあ璃羽都も帰ってきたことだし、俺は帰るね〜。じゃあねぇ〜」
と璃羽都の言葉を遮り、蒼弥は帰っていった。
「なんか、あった?」
「ん?」
何も無かったけど…
「別になにも。」
「そう?ならいい。」
何もあるわけないじゃん。ってか何があるっての?
普通に家にいて話しただけだし…
でも…蒼弥の言ったあの言葉はきになる…
"絶対に知らない人に着いて行ったらダメだからね?何があっても。"
いつもふざけている蒼弥があんな顔して言うなんて。
何か引っかかる。
まぁ…のちのち死ぬ私には関係の無い事だけど。
と思いながら今日も一日が終えた。
