死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

「未雨ちゃんって最高!!本当に面白いね?」


面白い?


「別に面白くなくても私はいいけど。」


「本当に未雨ちゃんは素直でいい子だね。」


とさっきまでの笑っていてふざけている顔が急に真剣な顔になり、蒼弥は口を開いた。


「でも…未雨ちゃん、絶対に知らない奴には着いて行ったらダメだからね?何があっても。」


ん?知らない人に着いてかないし…


それ、普通じゃない?


「急に何言ってんの?それは普通でしょ?」


と言い返すといつものような表情に戻り、


「それなら良いんだ。」


それからも色んな話をし、あっという間に時間が経っていた。


「未雨ちゃん…。明日が楽しみだね!!」


なんて蒼弥は急にさっきまでとは違った、明るい話をしてきた。