死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

「ここは一体…」


俺らは咲夜と普のお陰でさっきの場から抜け出し、奥へ進んだ。


そして辿り着いたのが何も無い部屋。


「本当に何もねぇーな」


「何も無いから逆に怪しい。」


何を仕掛けてるんだ?


俺は心に思っていた事を言うと


「…上に扉みたいのがあるぜ?」


遥輝が上を指さしてそう言うと蒼弥が笑って


「上の扉から人が降ってきたりして…」


そう言ったのに対して、


「さすがにないだろ…」


と詩雨が即言い返した時だった。


扉が開く音がして、反射的にみんなが上を見ると


「扉が…開いた?!」


「蒼弥、うるせぇ。少し黙れ」


うるさい蒼弥を遥輝が黙らせたと同時だった。


「さすが雷鬼のトップだな。すぐに気づくとは…」


なんて言いながら上から人が降りてきた。


蒼弥が言ってた通りになったよ…。


まじで人が降ってくるとは…


って、どんだけ降りてくんだよ!


気がつけばこの部屋には50を超える人がいた。


「お前ら、とっととケリつけるぞ!」


「おうよ!」


「あぁ」


「もちろんだ」


それから数分後、あっという間に俺たちは敵を倒し奥に進むことにした。


「人数は多かったものの、あまり強くなかったな!」


呑気に笑いながら言いながら歩く蒼弥と俺たち。


多分ここから本気の戦いだろうな..


あいつ...霖也との本気の戦いだ。


俺は深呼吸をして目の前にある扉を開いた。


すると待っていた。と言うような顔をした霖也とbaideddoのメンバーがいた。


「来ると思ってたよ。お前は必ず...」