死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

私って実は変態だったのか…?


今の今まで気づいてなかっただけで…。


いや、さすがにそんなことは無いはず…。


でも…。


あれから時間がたったにも関わらず、私はまだ私の中の私と闘っていた。


「う〜ん…」


「私って変た…「…はよ。」


「うぎゃっ!!」


「っなんかあったのか?!」


「いや…ちょっとびっくりしただけ…」


私が呟いている途中で璃羽都が声をかけてきたので私は変な声を出してしまったのだ。


恥ずっ////


と思いながら、チラッと璃羽都の方を見ると璃羽都は声を押し殺しながら笑っていた。


ムカッ


璃羽都のせいでしょうが!


と思い、少しムスッとしていると


「怒るなって。ちょっと…面白くて…クククッ」


と言いながら、また笑い出す璃羽都


「怒ってなんてないし。」


「クククッ…」


「ってか、いい加減笑うの止めてよ!!」


ちょー恥ずかしい////


「いや、笑わねぇーやついないだろ…クククッ」


もう!!


でも、やっぱり璃羽都の笑った顔は最高だな…


って、また璃羽都のことを…!!


本当に私、重症かも…。


と思いながら、笑っている璃羽都を見ていると


コンコン


と扉をノックする音が…。


「誰だ?」


「波瑠です!ちょっと未雨さんに用があるんすけど…」


私に?


「入っていいぞ」


璃羽都が許可を出すとすぐに扉は開き


「未雨さん、お久しぶりっす」


お久しぶり…そう言えばそうだ。


あの交戦の時以来、波瑠とは話してなかったし、顔も見てなかったんだった。


あの…パーティーの時も。