あれから2日が過ぎ、私は希璃都の言った通り、○○喫茶に来ている。
希璃都はどこにいるんだろ…
喫茶店の中で希璃都を探していると
「おっ、未雨!!こっちこっち!」
声が聞こえ、振り返るとそこにはたくさんの女性の視線を浴びている希璃都が。
私が希璃都の元へ行くと、やはり女性たちに睨まれた。
ゔぅ…
視線が痛いんだけど…
希璃都も見た目は俳優なみにカッコイイもんな…
と思っていると
「2日ぶり。電話番号登録してくれた?」
「うん。登録したよ。で、話って?」
と聞くと
「兄貴のことなんだ。」
璃羽都?
「兄貴、最近あまり寝れてない状態だろ?あれはある事が原因なんだ」
ある事が原因…
私は璃羽都に許可も取りず、その話を勝手に聞いてもいいのかな?
「俺らには…「待って!!」
「ん?」
私は希璃都が話し出したのを慌ててとめた。
「璃羽都の過去の話…なんだよね?だったら、私は璃羽都から直接聞くまで聞かないでおくことにする。」
「…」
「ごめんね。希璃都は聞いて欲しいかもしれないけど、これは璃羽都からじゃないとダメな気がする」
と言うと希璃都は笑いだした。
えっ?
なんか変なこと言った?
私の頭の中がハテナだらけでいると
「未雨って本当に最高!!」
あれ?そう言えば私…名前なんて教えたっけ?
と思い、
「あのさ…私って希璃都に名前教えたっけ?」
と聞くと
「あぁ、蒼弥から聞いてたんだよ。こっちに来る前にさ。」
ん?
ってことは…
