死にたがり屋の少女は暴走族と・・・


【璃羽都side】




バッキーン!!!!!!


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁァァァ!!!!!!!!」


俺の目の前で未雨が男を庇って撃たれた。


はぁ?


一体…俺の目の前で何が起こってんだ?


未雨が…撃たれた…?


心配しつつも体は動かなかった。


いや、動けなかったんだ。


俺が未雨のとこに行ってもいいのか?


そんな疑問がよぎり、俺はその場で立って見ていることしかできなかった。


未雨…お前は…何がしたいんだ?


お前は…本当に俺らを裏切ったのか?


俺は何がなんだかわからず、つっ立って未雨を見ていると未雨と目が合ったが


「みっ…」


俺は未雨の名を呼ぼうとしたが、未雨はすぐに俺から目を逸らしたので呼ぶのをやめた。


未雨…


未雨が俺らを裏切るなんてありえねぇ。


未雨は変わった。笑うようになったんだ。


最初は騙すつもりだったかもしれない。


けど…


俺が考えているうちにも時は進んでおり


「おい離せ。普!!」


男がbaideddoの奴らに捕まっていて、未雨は他のやつに腕を引かれていた。


未雨が連れていかれる!!


俺は…どうすればいい!


本当にそのままでいいのか?


「未雨を連れていかれる訳には行かねぇーな」


気がつけば俺はそんな事を言っていた。


そして無意識に未雨の腕を掴んでいるやつを投げ飛ばした。


今…やっとわかったよ。


「璃羽都?!」


未雨はおどろいた様子で俺の名を呼んだ。


「やっと頭ん中の整理が着いた。」


と言って、自分の服を破り未雨の腕に巻いた。


少しでも出血を止めねぇーと。


俺は気づいたんだよ。


やっと。


「未雨は渡さねぇ。」


そう言うとbaideddoのやつが殴りかかってきた。


コイツを倒して早く未雨を救おうとしたもののそう上手くいかず、


「お前ら、引き上げるぞ」


という声が聞こえ振り返るとそこに居たのは未雨を抱えた霖也だった。


「璃羽都、ざまぁーだな。俺の勝ちだよ。」


霖也はそう言って立ち去ろうとした。