死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

「えっ?」


声を出して左右を見ると


「大丈夫だよ。俺らの総長や仲間はそんなにヤワじゃねぇーから」


「あんだけで、総長達が死ぬわけないっしょ」


亮一と蓮に言われた。


みんなは璃羽都の事信じてるんだね…


「フゥ…」


「…みんなのおかげで少し落ち着いたよ。ありがと。」


「璃羽都達なら大丈夫だよね。」


ここにみんながいて良かった。


みんながいなかったら今頃私は…


いや。この事は考えないでおこう。今は目の前のことに集中しなきゃ。


「みんな、ちょっと近づいて。」


距離をちじめて


「璃羽都が来たら、みんなで全力で逃げるよ?」


「今の私たちじゃ邪魔になっちゃう。」


私たちは手首を縛られている為、璃羽都の邪魔になってしまう。


唯一、足が縛られていないのが救いだ。


「もう、勝利は見えてるな。」


霖也が呟いた時だった。


「何が見えてるだって?」


えっ?この声…


「総長!!」
「っ…!!」


璃羽都は煙を利用して私たちの近くまで来ていた。


「おう。待たせたな。って…なんでお前らまで捕まってんだ?」


どうやら璃羽都は自分の仲間が捕まっているのを知らなかったらしい。


「総長、俺らを助けに来たわけじゃないんですか?!」


「いやぁ…お前らが捕まってるのは知らなかったわ。すまねぇー。」


「そんなぁ…」


と会話をしていると


「生きていたのか。」


「生きてて悪かったな。霖也、いい加減決着つけようぜ。」


二人の間の空気が一瞬で変わった。


「なぁ璃羽都今、自分がしようとしてることわかってんのか?」


「お前は、裏切りもんを助けようとしてるんだぜ?」


そうだよ。私はしょせん裏切り者。


ずっとわかってた。太智や、蓮、亮一に拓斗が大丈夫と言っても他のみんなはわかんない。