即座にポインタでダブルクリック。ファイル名は、
『緊急時手順README・TXT』。
どうやら、表示属性は隠しコマンド扱いのテキストファイルらしい。
自動的に標準テキストビュワーが起動し、内容を表示した。
各章の表題だけを見ながら、ざっとスクロールさせる。
内容は、標準想定外の緊急時におけるこの部屋での対処手順、つまり、裏技が載っていた。
記載者は九重達輝、麗輝の父親だった。
物心付いてからの父親との記憶がほとんどない麗輝にとって、九重達輝という人物がかつて存在していたという確かな証拠を見つけたようで何となく嬉しかった。
熱核兵器や電磁波兵器、MM兵器などの使用に対しての対処法が続き、その項目が現れた。
「これか、『ネットハック対処法について』。えーと」
スクロールを抑えて流す。いくつかの段階的な対処法の項目の後にネットハックによる最終手段が載っていた。
「は?回線の物理的切断?そんなことが出来るのか、この部屋って」
麗輝が疑問に思うのも無理はない。
『緊急時手順README・TXT』。
どうやら、表示属性は隠しコマンド扱いのテキストファイルらしい。
自動的に標準テキストビュワーが起動し、内容を表示した。
各章の表題だけを見ながら、ざっとスクロールさせる。
内容は、標準想定外の緊急時におけるこの部屋での対処手順、つまり、裏技が載っていた。
記載者は九重達輝、麗輝の父親だった。
物心付いてからの父親との記憶がほとんどない麗輝にとって、九重達輝という人物がかつて存在していたという確かな証拠を見つけたようで何となく嬉しかった。
熱核兵器や電磁波兵器、MM兵器などの使用に対しての対処法が続き、その項目が現れた。
「これか、『ネットハック対処法について』。えーと」
スクロールを抑えて流す。いくつかの段階的な対処法の項目の後にネットハックによる最終手段が載っていた。
「は?回線の物理的切断?そんなことが出来るのか、この部屋って」
麗輝が疑問に思うのも無理はない。

