「ん?誰からの電話?」




隣から声をかけられた。







「元カノ」








そう。声の主は俺の親友。そしてライバル。俺の元カノの事が好きらしい。ずっと片想いしてる健気なやつ。







「へー。出ないんだ。」




「間違えだってよ。ほんとふざけんなよな。せっかくいい所だったのによ。」







ほんとは期待してたくせに。俺は今日も強がる。




ゲームがいい所だったのにとか、画面切り替わってムカつくとか。





この言い訳苦しいな。