俺の宝物は、お前の笑顔。


今日は、夏休み前の最後の表彰式。


漢検、英検などさまざまな検定に合格した人が壇上に上がって、校長先生から賞をもらっている。



成績優秀者の発表として、愛菜も壇上に上がっていた。
愛菜は、特に現代文が96点、英語は94点、日本史では91点と学年の中でも上位だったみたい。


校長先生の長い話を終えて、あたし達は教室に戻った。



「おーい、高畑ー、久保田とゆりあも! こっち来いよー」



廊下で、宗馬の大声が聞こえた。



「何ー、宗馬」



「ランニングシューズのことなんだけど……」



「またランニングシューズか。お前、好きだなぁ」



高畑くんは、呆れている。
宗馬は、すっかりランニングシューズのガチ勢になっているみたいだ。



「まあちょっと聞けよ。夏休み中に、ランニングシューズの声優イベントが近くにあるんだってよ!」



宗馬が、スマホを見せながらそう言った。



「ランニングシューズの声優イベント!?」



高畑くんも、珍しく大声を上げた。



「うっそー!」



あたしも思わず目を見開いて、横を見ると愛菜も表情を輝かせていた。



「行きたーい!」