俺の宝物は、お前の笑顔。


休憩時間になったというのに、みんなはザワザワと話していて女の子達は誰も高畑くんの近くに行こうとせず、あたしと彼を交互にじろじろ見つめてきた。



「た、高畑くん。なんで助けてくれたの……?」



あたしは、小声でそう聞いてみる。



「人が助けたのにその言い方かよ」



「いや、そうじゃなくて……」



「たまたま、俺が転んだ時の星野の1番近くにいたからね」



「そっか……」



まあ、そうだよね……?
近くにいなかったら、あんな一瞬であたしの手を掴めるわけないし。


けれど、近くで困っている女子を助ける……高畑くんってこんな人だったっけ?