俺の宝物は、お前の笑顔。


翌日の放課後。
あたしは約束通り、愛菜の家へ行った。



「お邪魔しまーす!」



「あら、ゆりあちゃん! いらっしゃい」



愛菜ママの弾んだ声が、耳に飛び込んできた。


家の中は、美味しそうなリンゴの匂いに包まれている。



「ゆりあちゃーん!」



白いリボンをつけた三つ編みを揺らしながら、あたしの方へ走ってくる瑠夏ちゃん。



「瑠夏ちゃん!」



「またゆりあちゃんに会えてうれしい!」



そう言って、瑠夏ちゃんはあたしにぎゅーっと抱きついてきた。

あたしも、瑠夏ちゃんをぎゅーっと抱きしめ返す。



「あたしもだよー!」



はい天使。
さすが愛菜という名の天使の妹。


天使の妹は、やはり天使ですね。



「今アップルパイを焼いているから、遊んで待っていてくれる?」



「はい! ありがとうございます!」



そして2人の天使の娘さんをお持ちのママは、女神さま!


アップルパイを作るのが上手な女神さまなんて、最高すぎる!


愛菜パパは一体、この女神さまをどうやって落としたんだろう??