翌日。今日は学校が休みなので、あたしは午前中に愛菜と電話をして過ごすことにした。
『今日は予定ある?』
「ないけど……」
『じゃあ、昼過ぎにあそこ行かない?』
「うん、行こう!」
あそこっていうのは、あたしと愛菜がよく行くクレープ屋さん。
本当に何度も行っているから、店員さんにまで名前や顔を覚えられているくらいなんだ。
「そうと決めたら、ママに言っておかなくちゃね!」
『そうだね』
あたしは、電話を切るとママの方にとんでいった。
「ママ! 今日、昼過ぎに愛菜と出かけるから!」
「はいはい、何かあったら連絡するのよ」
料理中のママは、顔を上げないでそれだけ言った。



