俺の宝物は、お前の笑顔。


「えっ、宗馬どうしたの、その手!?」



見てみると、宗馬の手には不自然な傷ができていたので、あたしはぎょっとして声を出してしまった。


しかもよく見たら、首元からも血が出ているし。


……いつの間に怪我でもしたんだろうか。



「え? 見たことないのかよ、これ普通に100均で売ってあるゾンビのシールだけど?」


ゾンビのシール……。



「び、びっくりしたぁ……」



愛菜も小声で言いながら、ホッと息を吐いた。


確かに朝の情報番組で見たことはあるけれど、リアルすぎない?


本当に怪我でもしたのかと疑っちゃったよ……。



「俺も一応仮装してんだからよー、ゆりあとか久保田もすりゃいいのにって言ったんだけどなー」



そんなこと言われても……。


周りの女の子を見たらみんな小さい子ばっかりで、結構凝った衣装なんだもの。

今から買いに行くにしても間に合わないと思うし、子供サイズならまだしもあたしが着るような妖精のコスチュームって、絶対高いやつだよね……?