俺の宝物は、お前の笑顔。


ハロウィンのイベント当日がやってきた。


あたしは、愛菜と宗馬と一緒にお菓子を食べながら公園でフォトスポットの様子を見た。



「久保田の母さんのパイ美味えなあー」



「そりゃそうよ! 愛菜ママのアップルパイは世界一ってくらいなんだから!」



「ゆりあママのプリンも美味しいよ。水瀬くんのお母さんが作ってくれたアイスもー」



宗馬のお母さんのバニラアイスも絶品だ。
しかも、お化けがモチーフになっていて可愛くて食べるのがもったいないくらい。

結局、溶けたらますますもったいないから食べちゃったんだけど!


可愛い子供の魔女の衣装に、キラキラした妖精の衣装。


小さな子供たちの、個性が溢れるような衣装ばっかりだ。


それに、同じ魔女の衣装だったとしても服に黒いリボンがついていたり、帽子にカボチャの飾りがついていたり、いろいろと細かく違いがあったりして、見ている側からしても楽しいんだよね。



「ゆりあとか久保田は、何もコスチュームしないのか?」



「もうコスチュームする年じゃないよー」



小さな子供が衣装を着ていたら微笑ましいけれど、高校生が派手にやったら多分イタい。
あたしなんか特に。