今日から不良王子と同居します。

「音葉さん、将来俺と結婚してください」


彼が真っ直ぐに私を見つめ真摯にプロポーズの言葉を言ってくれたから、全身に電気がはしる。


「は、はい」


「ほんとに?」


彼はパッと顔を輝かせた。


「うん……私もずっと一緒にいたいから」


気が付けば、はっきりと返事をして彼の背中に腕を回して、ぎゅっとしがみついていた。


「大好き」


「それじゃあ、婚約のこといいんだね?」


「うん、あ、ひゃっ」


すると突然、彼が私の足が宙に浮くくらい高く抱き上げるからびっくりした。


「やった」


彼は私を抱き上げたまま、その場でクルクル回ってはしゃぎだす。


「やったぞ」


玲生くんったら。


ニコニコ笑う顔があんまり無邪気で、すがすがしい気持ちになる。


ふと見上げれば今日も晴れ渡る青い空。


そう、まるでキミのような。


彼の嬉しそうな青い瞳を見ていたら、思わずそのまぶたにキスを落としてしまう。


そのまま唇に移動して、求め合うようにちょっとだけ大人のキスをした。


「……っん」


口の中で溶けあうから、何にも考えられないくらい夢中になってしまいそう。


あ、でも。いけない、口紅。