まるで、射るような強い眼差しで詰問された。
「うん、無いよ、無い」
これは嘘じゃない、彼は私の部屋になんて一度も来たことはない。
だけど、私は彼の部屋に何度も行ったことがあります、なんて口がさけても言えない。
「……」
「私、玲生くんとはお夕食の時にしか会わないよ。
それだって食事中はお話したらばあやに注意されるから話さないようにしてるし。だから、仲良くなんてなくて……それに彼は2歳年下で弟のような存在って言うか、彼ってあれで結構ピュアなところがあるし私達の結婚のことだって別に邪魔しようなんて思ってるわけじゃないよ」
夢中で話していたら直政くんの表情が険しくなっていることに気が付くのが遅れた。
見れば、彼ははあって深いため息をついて額に手を当てている。
え、どうして?私、なにか失敗したんだろうか。
ちゃんと気を付けているつもりなんだけど。
「うん、無いよ、無い」
これは嘘じゃない、彼は私の部屋になんて一度も来たことはない。
だけど、私は彼の部屋に何度も行ったことがあります、なんて口がさけても言えない。
「……」
「私、玲生くんとはお夕食の時にしか会わないよ。
それだって食事中はお話したらばあやに注意されるから話さないようにしてるし。だから、仲良くなんてなくて……それに彼は2歳年下で弟のような存在って言うか、彼ってあれで結構ピュアなところがあるし私達の結婚のことだって別に邪魔しようなんて思ってるわけじゃないよ」
夢中で話していたら直政くんの表情が険しくなっていることに気が付くのが遅れた。
見れば、彼ははあって深いため息をついて額に手を当てている。
え、どうして?私、なにか失敗したんだろうか。
ちゃんと気を付けているつもりなんだけど。



