ええっ。なにこれ、この子達ったら正門で何やってるの?
いくらイケメンが来たからって由緒正しき城山台高校の女子生徒としてもっと恥じらいを持った方がいいんじゃないのかな。
うちの生徒って、清楚なお嬢様系が多いはずなんだけどすぶいぶんと積極的な子達だ。
それにしても玲生くんったら綺麗な彼女を待っているだなんて適当なウソを言うものだから話しかけずらくなっちゃったじゃない。
どうしよう、ってオロオロしながら見ていた。
その時、彼がチラッと私の方を見たような気がした。
あれ、こっちに気が付いてる……よね?
だけど知らん顔で、その子と会話を続ける彼。
「ねー名前教えて」
「玲生」
「アドレス交換しよ」
彼は確かに、その時横目で私を見て、そして薄く笑ったように見えた。
「いいよ」
そして、とても信じられないことにあっさりと連絡先を教えようとする。
いいよって、いいよってそんな……。
スマホを突き合わせる2人。
顔と顔が近づく。
胸の奥がキュッと絞られたように狭くなったような気がした。
いくらイケメンが来たからって由緒正しき城山台高校の女子生徒としてもっと恥じらいを持った方がいいんじゃないのかな。
うちの生徒って、清楚なお嬢様系が多いはずなんだけどすぶいぶんと積極的な子達だ。
それにしても玲生くんったら綺麗な彼女を待っているだなんて適当なウソを言うものだから話しかけずらくなっちゃったじゃない。
どうしよう、ってオロオロしながら見ていた。
その時、彼がチラッと私の方を見たような気がした。
あれ、こっちに気が付いてる……よね?
だけど知らん顔で、その子と会話を続ける彼。
「ねー名前教えて」
「玲生」
「アドレス交換しよ」
彼は確かに、その時横目で私を見て、そして薄く笑ったように見えた。
「いいよ」
そして、とても信じられないことにあっさりと連絡先を教えようとする。
いいよって、いいよってそんな……。
スマホを突き合わせる2人。
顔と顔が近づく。
胸の奥がキュッと絞られたように狭くなったような気がした。



