ようやく玲生くんの近くまでたどり着いてホッと安心したら彼の優しい笑顔が飛び込んできた。
ただし、私に向けられているのではなくて、彼の隣にいる女子生徒へ。
あれ、なんで?
「ねー、今から私達と遊びに行こうよ」
上目遣いに彼を見上げて、甘ったるい声で彼を誘う。
たぶん1年生のとっても可愛らしい女の子。
「ごめん、今、彼女を待ってるんだ」
玲生くんは慣れた感じでその子の誘いを断る。
「えー彼女ってどんな人?」
「んー、すごく綺麗な人だよ」
彼は惜しげもなく素敵な笑顔を振りまくものだから、周りにいる女の子たちがため息を漏らして見惚れている。
玲生くんってやっぱり、うちのばあやが言うように魔性なんだろうか……。
「いつから付き合ってるの?」
「少し前から」
隣にいるその子は残念そうに小首をかしげる。
だけどなぜか彼の腕にちゃっかり自分の腕を回しているから驚いた。
彼の反対側の腕にも別の女子が絡みついている。
ただし、私に向けられているのではなくて、彼の隣にいる女子生徒へ。
あれ、なんで?
「ねー、今から私達と遊びに行こうよ」
上目遣いに彼を見上げて、甘ったるい声で彼を誘う。
たぶん1年生のとっても可愛らしい女の子。
「ごめん、今、彼女を待ってるんだ」
玲生くんは慣れた感じでその子の誘いを断る。
「えー彼女ってどんな人?」
「んー、すごく綺麗な人だよ」
彼は惜しげもなく素敵な笑顔を振りまくものだから、周りにいる女の子たちがため息を漏らして見惚れている。
玲生くんってやっぱり、うちのばあやが言うように魔性なんだろうか……。
「いつから付き合ってるの?」
「少し前から」
隣にいるその子は残念そうに小首をかしげる。
だけどなぜか彼の腕にちゃっかり自分の腕を回しているから驚いた。
彼の反対側の腕にも別の女子が絡みついている。



