青春・友情
完
今嶌ろね/著

- 作品番号
- 1614309
- 最終更新
- 2020/09/01
- 総文字数
- 10,869
- ページ数
- 16ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 11,924
- いいね数
- 6
誰の特別にもなれない
- あらすじ
- 「お前の彼氏、うちの彼女と浮気してんだけど」。そう言ったのは4組の常陸 啓。調査に名乗り出る前にした浮気の発覚にそれでも心はこっちにあるだなんて、私たちは信じていたかった。いざその状況に置かれたらあの二人の気持ちわかるかもよ、なんて。常陸、ねえ常陸きいて。この一線越えたら私たち、誰の特別にもなれない。
目次
この作品のレビュー
2020/10/27 20:30
投稿者:
みおです
さん
誰の特別にもなれない。
----------誰の特別にもなれない。----------
常陸と史の想いは、最期にどう変わったのか。
心地よい会話と物語の深みが心を小説の中へ引き込みます。
読了後、なんとも言えない気持ちが心の中に溢れます。
ぜひ、お読みになることをお勧めします。
レビューを見る
2020/09/01 22:34
投稿者:
-KAHO-
さん
誰の特別にもなれない
♔
「お前の彼氏、俺の彼女と浮気してるんだけど」
♔
昼休み、同じ場所、同じ時間
唇を重ねているのは、私の彼氏ときみの彼女
私ときみは、浮気された同士──被害者同盟
「佐々山は見る目ない」
「それブーメランですけど旦那」
スマホでぱしゃり、写真を撮って、折り紙をおって、飛行機をつくって、笑って、話して
そうやって、お互いの目を捉えて──それが、私たちの''唯一無二''だった
溶けて、掻き乱されて、黒になって、いつのまにか──
「ひたち.....っ、」
「なんもわかってねーな、佐々山は」
□
柔らかい文章で、ひとつひとつ丁寧に描かれる常陸と史の心地いい会話に、すごく引き込まれました……!
被害者同盟のほんとうの意味に気づいたとき、妙に納得してしまって。
最後の一言に、意識ぜんぶ持っていかれました。
ぜひ御一読を。
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