澪ちゃんが新しく買ってきた缶ビールやら缶チューハイやらウイスキーやら炭酸水やらを冷蔵庫に入れる。

それからリビングのガラステーブルに、この前2人で飲んだときに余らせた缶ビールとおつまみを並べる。

さっきまでお団子だった髪を下ろして髪ゴムを手首に巻いた澪ちゃんが戻ってきた。



「準備ありがとうございます」

「んーん、じゃあ飲もうか」


ソファの前、ラグの上に座って「お疲れ様でした」と言い合いながら、缶をかるくぶつけ合う。

流しっぱなしにしていたバラエティ番組はそのままにしてあって、ひな壇芸人の笑い声が深夜の部屋に響いた。