沈黙があまりにも長くて不安になる。

名前を呼ぼうとして顔を見ると、澪ちゃんが静かに泣いていた。




「……振られるかと思った」



か細い声が聞こえたかと思うと、目の前が暗くなった。

抱きしめられたと気づいたのは、一瞬あとだった。