「澪ちゃんだと大丈夫だったの。知り合って長いからかもしれない。
あと私、振られるたびに慰めてもらってたから、そういう安心感とか信頼感があるのかもしれない」
「ミカさんは女の人も好きになれるんですか?」
「え、わかんないよそれは。女の人と付き合うの澪ちゃんが初めてだし、他の女の人と付き合えるかはまた別だと思う」
茜ちゃんはそれきり黙ってしまった。
ちびちびとお酒を飲んでいる。
「茜ちゃんは付き合ってる人いるの?」
沈黙に耐えられなくて聞いてみた。
茜ちゃんは私にプライベートなことをあまり話さないと言っていたけど、茜ちゃんも同じようにあまり話さない。
「いますよ? 暇なときにプラっと来て適当にご飯食べて適当にセックスして帰っていく、すごく適当な人が1人」
投げやりにそう言って、茜ちゃんが自虐気味に笑った。
それから体の骨が柔らかくなったかのように、くたっとテーブルに突っ伏した。
あと私、振られるたびに慰めてもらってたから、そういう安心感とか信頼感があるのかもしれない」
「ミカさんは女の人も好きになれるんですか?」
「え、わかんないよそれは。女の人と付き合うの澪ちゃんが初めてだし、他の女の人と付き合えるかはまた別だと思う」
茜ちゃんはそれきり黙ってしまった。
ちびちびとお酒を飲んでいる。
「茜ちゃんは付き合ってる人いるの?」
沈黙に耐えられなくて聞いてみた。
茜ちゃんは私にプライベートなことをあまり話さないと言っていたけど、茜ちゃんも同じようにあまり話さない。
「いますよ? 暇なときにプラっと来て適当にご飯食べて適当にセックスして帰っていく、すごく適当な人が1人」
投げやりにそう言って、茜ちゃんが自虐気味に笑った。
それから体の骨が柔らかくなったかのように、くたっとテーブルに突っ伏した。

