しばらくして1階に降りていく。


「やっと降りてきた。
お兄ちゃんってば二度眠?」

宇宙人は当たり前のように愛の席に座りホットケーキを食べていた。
僕も自分の席に座る。

(こいつはいったいなんなんだ。宇宙人なのは間違いない。目的はなんだ?侵略か?考えてもらちがあかない)。

「お前、本当になんなんだよ?」

「なにって星野愛だよ。星野ヒロの妹でお父さんとお母さんの娘だよ。」

「そんなわけないだろ。愛は死んだんだよ。昨日おかしな宇宙船にのって裏山に落ちてきたお前が愛なわけがないだろ!」

母さんが猫なで声で割ってはいる。
「愛ちゃんおかわりは?」
「食べる~。」

「いい加減にしろよ。母さんもどうかしてる!操られてるのかよ。」

僕は机を叩きそのままの勢いで外に飛び出した。

「変なお兄ちゃん」