履歴書の写真より圧倒的にオシャレで、少しだけ髪も短く切ったのかな…外国のオシャレな雑誌から飛び出したモデルさんみたいだった。


あまりに魅力的で呆然とする。


『こんにちは。お世話になります、望月颯です』


『あっ、み、三井結菜です。よろしくね、颯君』


『良かった。大家さんが凄く素敵な人で。結菜さんか…だったら、結姉(ゆいねえ)だね』


ゆ、結姉?


『そんな風に呼ばれたことないけど』


私は、苦笑いした。


別荘まで5分の距離を歩く間、いろいろとニコニコ笑いながら話してくれる颯君。


すごくフレンドリーに接してくれて好感が持てた。


会ってすぐにいきなり敬語は消滅してるけど…


それも、全く気にならない。


さっきの祥太君で少し慣れてしまったのかも知れないな。


颯君は、コーディネートした部屋の色が黄色で良かったって思える程、とてもキラキラした太陽みたいに明るい男の子。