「えっ!? あっ、ちょっと!」 急だっため少し転けそうになったけれど后埜が支えてくれた。 やっぱり男なんだな…。 改めて実感した。 「それで…今日はどこに出掛けるの??」 「…内緒だ。」 そう言って后埜は、また再び私の腕を引きながら、歩き始めた。 私は、黙って后埜についていくことにした。 だってまた同じことを聞いても答えてくれないと思ったから。 私は頭の中で、プレゼントをいつ渡そうか考えていた。