俺だって素直になりてぇよ。


『そうだよ。』
 
 俺が言うと、悠希も美里も。



『美里、俺らで海人と聖のために。』

『分かってるよ。』



『愁、お前録音してないだろ。』

『あっ。やば。』


 録音してないことに気付いた。

 俺、なんで録音しなかったんだろう。


 しとけばよかった。



『まぁ、しょうがねぇから俺らで証拠見つけてやるぞ。』

『分かった。』


 そのときだった。

 莉子が教室に入ってきた。



 俺らは、気付かれないように見張った。



 聖は、海人の方を見ていた。

 切ない顔で。



 海人、はやく気付け。