空を見つめながら、

 「いい天気だね。」

 っていった。綺麗だった。


 笑顔で俺に話かける美里を見つめるのは幸せだった。

 こんな、美里を俺が大切にしたい。

 

 いつからか、ずっと思っていた。

 好きだよ。これからも。


 ヒュー。バン。バン。


 花火が次から次へと空へ上がっていく。

 美里は、花火をずっと見ていた。


 俺は、そんな美里をやっぱり守りたいと思った。

 俺の心臓は、花火が打ち上がっている間もずっとなっていた。


『美里、好きだよ。』

『美里が俺のこと興味ないことも分かってる。』



『俺は、好きだ。』

『俺と、付き合ってください。』