それでも、智和はどんどん暗闇の奥に進んでいってしまう。 これ以上、離れたらもう会えなくなってしまう気がした。 あと、10cm…あと10cmで届く… ガバッ 「智和っ!!!!」 届いたと思って繋いだ手は、友南の手だった。