星は瞬き君に微笑む2

【睦葉】

大きな音が近づいてきたときは援軍が来たのかと思って本当に焦ったが、夏間のおっさんだと分かってすごく安心した。













目の前に見えていた敵の数も圧倒的に減ったと安堵したとき、問題は起こった。














一瞬の気の抜けが瞬時に立ち位置を真逆にすることなど、幾度もの闘いで学んだことだった。














だけど、俺は気を抜いてしまった。