「芽瑠」
「…な、なに?」
「昼飯」
廊下から顔を覗かせ、教室中に聞こえるようにそう言ったのは、
1週間ほど前から付き合っている私の彼氏、志木椿くん。
「は、は〜い!…」
そんな彼に釣り合うように、ノリで生きてます系イケイケ陽キャを必死で演じる私、伊坂芽瑠。
実際、全然イケイケ陽キャではない。(むしろ陰キャ)
イケメンと騒がれてる椿くんの隣に並んで、『どぉ〜?私こんなイケメンの隣並んでるのよ〜?』って顔しながら歩くのは
ハッキリ言って、めっちゃ苦痛。
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