今だけは夢を見させてほしい。


この人と一緒にいる・・・


ただそれだけでいいから・・・


今だけは・・・夢を見させてほしい・・・





そんなことを考えながら、渉という暗闇の中にさす一筋の光に、私は縋り付くように両手を伸ばした。

温かい一筋の光に・・・手を伸ばした・・・