友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~

そう言ってキッチンへ向かおうとする私を渉が止めた。
「ん?」
渉を見ると、渉は私に口づける。

「きれいになった。」
「ありがとう」
「玲奈」
「ん?」
「いつもありがとうな」
「どういたしまして」

私も少し背伸びして渉に口づける。

「渉、いつもありがとう」

私たちはお互いに見つめ合い、ふふっと笑ってしまった。

不器用な私たち。でも、ちゃんと家族として歩み始めている。

お互いの存在に感謝をしながら。
そして、日々、愛は深まるばかりだ。