一番、香澄に親友の存在が必要な時だったはずだ。
「お姉ちゃんの命も奪って、両親の幸せも奪った私だから・・・大切な人のそばにいるのが、ただただ怖かった。」
私の手をギュッと強く握る渉。
「私は逃げ出したの。香澄を裏切った・・・」
渉のことをあきらめられなかった私。
香澄と渉を見ていることがつらかった。
大切な二人に、影の存在である私が一緒にいることで不幸になってほしくないとか、二人に幸せになってほしいからとか言うのはあくまできっとたてまえの話だ。
「私はただただ二人のそばにいることが怖くて逃げだしたの。私が弱虫だから、だめな人間だから、香澄が一番つらい時そばにいてあげられなかった。」
無邪気な香澄の笑顔が、あの頃の私は怖かった。
「お姉ちゃんの命も奪って、両親の幸せも奪った私だから・・・大切な人のそばにいるのが、ただただ怖かった。」
私の手をギュッと強く握る渉。
「私は逃げ出したの。香澄を裏切った・・・」
渉のことをあきらめられなかった私。
香澄と渉を見ていることがつらかった。
大切な二人に、影の存在である私が一緒にいることで不幸になってほしくないとか、二人に幸せになってほしいからとか言うのはあくまできっとたてまえの話だ。
「私はただただ二人のそばにいることが怖くて逃げだしたの。私が弱虫だから、だめな人間だから、香澄が一番つらい時そばにいてあげられなかった。」
無邪気な香澄の笑顔が、あの頃の私は怖かった。



