友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~

誰かにそんなことを言ってもらうことはなかった。

「居場所がなくて、自分ていう存在に自信なんか持てなかった俺が逃げ出してた公園で、玲奈に会った。」
「・・・」
「玲奈は俺にとって光だよ。」
だれにもそんなこと言われたことがない。

「玲奈」
「ん?」
「俺には玲奈は天使にさえ見えた。いや、今は違う。」
「・・・」
「お腹に俺たちの天使を宿した女神にすら見える。」
「・・・」
「再会した時。だからこそ俺は玲奈の手を離せなかった。放したくなかったんだ。玲奈と離れてた時間も、俺はずっと探してた。」
「・・・」
「光を」
その言葉が心に響く。