友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~

「危ないっ!!」
ショップから出て駐車場へ向かうとき、目の前の道で小さな男の子が道路に飛び出しそうになっていた。

すぐに気づいた渉が持っていた買い物袋をその場に放し、男の子の方へ向かう。


私は怖くてその続きを目を開けてみることができなかった。

ギュッと目を閉じてその場にしゃがむ。


車のけたたましいほどのブレーキ音が耳に響いてくる。


いやだ・・・いやだ・・・



姉が事故に遭った時の記憶が断片的によみがえる。