友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~

「聞こうか」
「いいのか?」
私の言葉に渉が無邪気な笑みになる。
「どっちですか?」

ものすごく前のめりになる渉。

「赤ちゃんの物を買うなら、ピンクがおすすめね」
その言葉で赤ちゃんが女の子だとわかる。

「女の子っ!」
二人で顔を合わせて言う。

「女の子かぁ~」
そこから渉の頬は緩みっぱなしだった。

「つわり、結構ひどいようね」
「はい」
医師の質問に渉が先走ってこたえる。