友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~

「泣く・・」
「いいよ」
「泣いちゃうよ・・・そんなの・・・」
「いいよ。そのために俺がいるんだから」
渉が強く肩を抱き寄せてくれる。

そのぬくもりが余計に・・・

私の心の氷を溶かしていく・・・


「ありがとう・・」
泣きながら私は渉にお礼を言った。


私だけだったら両親に背を向けて、逃げているだけだったかもしれない。
ずっと、両親の想いも分からないまま・・・生きていたかもしれない。