友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~

「ごめんなさい。何もできてない」
つわりと眠気で今日は一日中トイレとソファの往復しかしていない。

「顔色悪いな。水分はとれてるか?」
「・・・今日はだめ・・・」
「そっか。メールの返事がないからいろいろと買ってきてみたんだ。」
「ごめんね・・・」
家事をろくにできていない日は本当に渉に申し訳なくなる。

仕事で忙しいのに、朝も一人でコーヒーを淹れて、仕事の後も私が食べられるようにとポテトやほかにもいろいろと買い物をしてきてくれている。

「謝るなよ。」
そう言って頭を撫でる渉。
「代わってやりたいよ本当に。こんな痩せてさ」
一緒に暮らすようになってから結構体重が落ちたことを自分でも実感している。

「病院行くか?」
「うんん。明日の検診の時に相談してみる。」
渉も私の妊娠を知ってからいろいろと専門書を読んだり、ネットで記事をみて、妊娠に関しての知識をつけてくれている。