――もう、宗一郎ったら、いくらなんでもやり過ぎだって!
でも宗一郎。
紫織のこと、ほんとに頼んだよ。傷つけたら許さないからね!
そう思いながら、揃い過ぎる家具に美由紀は苦笑するしかなかった。
「お鍋とか、すごい! お皿でもなんでも本当に全部あるけど、これ使っていいのかな」
「いいんじゃない? あるものは全部使っていいって言ってたんだから、うん。当然いいんだよ! なんかすごい金持ちだって言ってたし」
「ほんとに?!すごい!」
「よかったね!紫織。無駄なお金かからないで済むね」
美由紀は密かに宗一郎にメッセージを送った。
『宗一郎、紫織は部屋を気に入ったみたい。 美由紀』



