こぼれ落ちていく


『お前学校何さぼってんじゃ!行くって約束したやろが!』



『ゴメン。』



『男もなんや!人の子連れ歩いてどう言うつもりじゃ!!』




『僕は、桃華さんと将来一緒になるつもりでいます。』

えっ?僕?
今、竜也が僕って言った。
ウケル。

ってうけてる場合じゃないって!!

『はぁ?!ええ根性してるやないかい!学校どないするんじゃ!!』


『学校は竜也のとこから行くよ。』




『好き放題して許されると思ってるんかいや!
お前の気持ちも男の気持ちもわかったわ!
お前はもう佐倉川家の人間ちゃうからの!
2度と敷居跨ぐなよ!
お前らの顔なんぞ
見たないわ!!』







─ドンッッ─


怒鳴るだけ怒鳴って
母は家に入った。











えっ?なんで………。











なんだか
納得いかないよ。