こぼれ落ちていく


『ねぇ。次どこ行くぅ〜?』

観覧車を降りて
ショッピングビルをブラブラしているの。


『お腹空いてきたなぁ。』

確かに。

時刻は午後3時。

おやつの時間だ。
ケーキ食べたい!!




─プルプルプルルルル──


─着信中─





鞄から母の着信音が鳴り響く。








あっ!ヤバイ!!




学校に電話するの忘れてた!!


ヤバイ!!母にバレたよ絶対!!



怒られる。

でもでなきゃ。





約束だもんねっ─────────────