こぼれ落ちていく


『別れよか。』



えっ?!なんで?


私は叫んだ。

私なにか悪いことした?


『俺のせいでお前を壊したくない。』


ねぇ。今ため息ついたでしょ!!


『今、竜也と離れる方が私は壊れるし!!そんな理由で別れないよ!!』



『桃。家族も皆心配してるやろ?』


『してたけど!!だからって別れない!私一生、竜也についてくっ!って決めたんだから。』


『本当にそれでいいの?』

『いいに決まってんじゃん!!』


『学校はちゃんと行きよ。』


『わかった!学校にはちゃんと行くから!簡単に別れるなんて言わないで!』


私はまた泣いた。


しゃべられなくなる程
私は泣いた。












簡単に
『別れよ。』って口にした竜也の気持ちが私は悲しすぎる。



簡単に言わないで!!