こぼれ落ちていく


竜也はハッとして
やっと私の顔を見た。

なのにでてきた言葉は
『お前が先浮気したじゃん。』

はぁ?
なにそれ?

『いつ?どこで?誰と?』

なに言ってんの?


『お前聡って男と浮気してんじゃのーのかよ。
お前が着てる服もその男からの貢ぎ物だろ。』



『はぁ?!竜也が何言ってもそっけないし!まともに話聞いてくんないからじゃん!
なに?私は誰にも甘えちゃ駄目なの?
私だって友達に相談できるなら今すぐしてーよ!
だけど、逢えないから!
聡に連絡しただけだよ!
聡だってな!まともに美容院も行けない私を惨めに思ってな!携帯や金の世話さてくれてたんだよ!
自分の女が他の男に世話になってて!竜也は情けなくないのかよ!
男なら私のこと全て受けいれる度胸ないのかよ!
前、言ったよね?
一緒に幸せな家庭作ろう。って、嘘だったの?!』