こぼれ落ちていく


『竜也何してたの?!』


私は慌ててヒールを脱ぎ捨て
ベッドに近寄った。


『私、帰るねー。』


悪びれた様子もなく、女が平然と私の横を通りすぎようとしたから

私は女のコートの襟を掴み

勢いよく引っ張った。


そしたらその女、綺麗に尻もついたんだ。


私を睨む女の顔をハッキリ確認。







私、この女。


知ってるんだけど゙……。