こぼれ落ちていく


『桃顔色悪くない?』

待ち合わせ場所には聡がいつも通り先に待っていてくれて


トボトボ歩く私の姿を見つけて

聡は駆け寄ってきてくれて
下を向く私の顔を覗き込み心配してくれた。


『腹減ってるの?金ないとか?まだ時間あるし、温かい飲み物飲もうぜ。』


聡は私の肩を抱き
近くにあった喫茶店に入り

ホットティーを注文してくれた。