校門の前で楓舞さんが待っていた。

「奏。早かったね」

「楓舞さんこそ」

「それで、なんで瑠衣君までいるのかな?」

「僕は奏を薬師寺さんから守るためにいるんです」

「瑠衣君、楓舞さんは何もしないよ」

「奏、男はオオカミだからね?何もするか分からないよ」

「瑠衣君のことはほっといて早く行こう」