「平川のお兄さんが連絡先教えるなんて。どうゆう風の吹き回し?」

「さぁな。まっ、とりあえず連絡してみるか」

プルルルルル プルルルルル

『もしもし』

「薬師寺先生っすか?平川 尚人です」

『平川君?今、学校じゃないの?君まさかサボってるのかい?』

「サボってねーし。俺が連絡してそんなに不満か?」

『そんなこと言ってないだろ?それで何かようかい?僕これから出かけなきゃいけないんだけど』

「相変わらず偉そうだな」

「平川貸して!あんた達に付き合ってたら話が進まないわ!」

パシッ!

「おい!」