【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

瑠衣君のこと叩いちゃった。唇にまだ感触が残っている。薬師寺先生の唇とは違う感触が...。明日からどうしたらいいんだろう。電話、さっきしたばかりだ。それに、怖い...。薬師寺先生以外の男の人とキスをして怒らないはずがない。
もう寝よう。寝て忘れよう。ある?なんで...なんで涙が...?やだ、なんで...。

「うぅ..ひっく...ふう..まさん」

その夜あたしは枕を涙で濡らしながら眠りについた。