【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜

「奏!」

バタン!

なんか久しぶりに転んだかも。って!そんなこと言ってる場合じゃない。

「奏大丈夫?」

「大丈夫だよ・・・!!わっ!」

「あっ、ごめん。今離すね」

瑠衣君に思いっきり抱きついちゃった。瑠衣君ってやっぱり男の子なんだな。華奢だから分からなかったけど、腹筋割れてるし腕とかも筋肉がついている。触れたら硬そうだ。

「そんなに気になる?僕の身体」

「いや、あの、結構筋肉ついているんだなって思って。ほら瑠衣君華奢だからそんなイメージなくて。ごめん、もう避けるね」